はじめに
皆さんは「衣食住」と言う言葉、良く耳にされると思いますが、これは人間生活の基本条件を現した3つの要素なのです。
当然生きる上でどれもとても大切なものと言う事はお分かりだと思いますが、その中の「住」=「建築」について少しお話ししたいと思います。
日本では洞穴や大地での移動生活から定住して暮らすための竪穴式住居が既に後期旧石器時代(5万~1万年前)に始まっていました。
弥生時代には通風や湿気対策をした高床式住居が作られ貯蔵庫や神社仏閣が建てられるようになった。
そして平安時代迄の古代建築(法隆寺・東大寺・中尊寺金色堂等)で、10円硬貨の表面にある建築物の平等院鳳凰堂はその頃です。
それから鎌倉・室町時代の中世建築(金閣寺・銀閣寺)から戦国時代と繋がり各地に城が作られていきます。
皆さんの知る天守閣が有る姫路城や彦根城は近世建築である安土桃山時代・江戸時代に建てられました。
ここ土浦市街にも城下町でお城がありました。
常陸国の中では水戸藩(石高35万)に次ぐ領地(石高9万5000)を持つ土浦城です。
土浦は昔から水害が多く水に浮く亀の甲羅の様にその城が見えたことから別名「亀城(きじょう)」とも言われたそうです。
近代建築では色々な外国の建築様式(旧グラバー邸・鹿鳴館・赤坂離宮・東京駅・帝国ホテル)が入って来ました。
それから戦後現代建築に至って東京タワー(高さ333M)、
日本で初めての超高層ビルである霞が関ビル(高さ147M)が1968年に建てられました。
その後近年に建てられた日本建築の最大の高さを誇るスカイツリー(高さ634M)や2020東京オリンピックで一躍注目された国立競技場、山手線の30番目の高輪ゲートウェイ駅等です。
ところで、現在日本一高い高層ビルは大阪のあべのハルカス(高さ300M)ですが、今後日本一を東京が奪還すると言うプロジェクトが進行しています。
先ずは2023年完成の虎ノ門(高さ330M)、そして更に2027年完成予定の常盤橋(高さ390M)と続きます。当分は大阪に奪われることは無いでしょう。
世界では今現在ドバイのブッシュハリア(高さ828M)が世界一ですが、2024年完成予定のサウジアラビアのジッダ・タワー(高さ1008M)に抜かれるようです。
遂に1キロメーターを超える建築物が出て来ましたが、驚きついでに2025年完成予定のドバイ・シティ・タワーは何と2400Mだとか。
さすがに凄過ぎて日本の高さは世界には全く届かなくなってしまいました。大きな地震が多い事が原因なのかも知れませんが、悔しいので計画だけですが紹介します。
日本で2045年完成(?)か、「ま・さ・か・で・しょ」の超高層ビルの高さ1700M、その名もスカイマイルタワーが東京湾に建てられる…かもしれません。
さあ、日本建築の歴史を急ぎ足で聞いて頂きましたが建築に興味を持って頂けたでしょうか。
ま、そこまでいかなくても少しは楽しんでもらえたらうれしいです。
建築の世界、どこまで続くのでしょうか、これからもワクワクです。
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